希少種の取り扱いについて

希少種や人から脅威を受けやすい種(センシティブな種)の扱いについて

鳥類の中には、違法に捕獲されたり取り引きされたりする種、人により撹乱を受ける可能性のある種があります。eBirdのように誰でもアクセスできるデータは、このような種にリスクを与える可能性があります。一方で科学的な評価や保護のためのデータとしては、センシティブな種の情報も重要です。そこでeBirdでは、センシティブな種ではデータの表示を制限することで、安全にeBirdに目撃情報を入力できるようにしています。

センシティブな種については、世界的なリストと、地域や季節を限定したリストがあり、このリストにある種については、以下のように扱われます。

  • 観察者本人とデータチェックを行なうeBird運営側の専門家以外には、その種を含むチェックリストが表示されません。
  • センシティブな種は、ホットスポット検索など、バードウォッチングサイトの情報からも非表示となります。
  • センシティブな種は、位置情報の表示精度が400平方キロのグリッドまでとなります。
  • 国や都道府県のリストにはセンシティブな種も表示されますが、詳細情報(日付、場所、観察者、チェックリストのリンク)は削除して表示されます。
  • 写真や音声の検索でも、センシティブな種の詳細情報は削除されます。

その他、珍鳥や場所などを公開しない方が望ましい種について

その種そのものはセンシティブではないが、位置情報を公開することによって、その個体が撹乱を受けたり、その場所が影響を被る場合があります。(例:珍鳥の観察記録が公開されることによって多くのバードウォッチャー押し寄せるなど)。これを防ぐためにeBirdの利用者は投稿に際して以下のような配慮をお願いいたします。

  • 懸念がある場合には、eBirdに投稿する時期を、シーズンが終わったあとやその個体がいなくなったあとで、チェックリストを編集して、その種を追加する。
  • 明確な位置情報を示さない。(例「〇〇国立公園内で見ました」のように広範囲にする。)
  • チェックリストの提出を8日以上遅らせることで、アラートに出ないようにする。
  • チェックリストを提出した後、「チェックリスト ツール」のドロップダウンメニューから選択して、観察結果を「非表示」にする。その場合でも、バードウォッチングを行なったという事実は完全には消えません(つまり、日付と場所は「最近のチェックリスト」のフィードに表示されますが、見た種は誰にもわかりません)。
  • 「非表示」にしたeBirdチェックリストの目撃情報は、科学的な分析や、仲間のバードウォッチャーでも使用できないため、種の安全性が回復したら、チェックリストの「再表示」にすることをお勧めします。