グローバル・ビッグ・デー&東京港野鳥公園ビッグ・デーの報告
5月11日(土)に世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー」が開催されました。今年で10回目の節目を迎える「グローバル・ビッグ・デー」には、203カ国から63,220人がeBirdに観察記録を投稿し、チェックリストの数は156,000件となりました。観察された鳥の種数は計7,725種でした。また、82,550点もの写真と、4,820点の音声が記録されました。最も多くの種が記録されたのは、コロンビアの1,558種、次いでペルー1,445種、ブラジル1,205種の順でした。日本国内では322人が参加し、昨年を上回る221種が記録されました。日本国内で観察された鳥は、こちらをご覧ください。
この日にあわせて、日本野鳥の会では「東京港野鳥公園ビッグ・デー」を開催し、80名を超える参加者から、観察記録が投稿されました。
東京港野鳥公園ビッグ・デーの結果
東京港野鳥公園で自由にバードウォッチングをして(3時間まで)、見た鳥をeBirdに投稿いただき、80人を超える参加がありました。このイベントだけで40件のチェックリストが投稿され、観察種数は計40種でした。最も報告が多かったものはチュウシャクシギとキアシシギ(38件)、次いでコチドリとアオサギ(36件)、カルガモとカワウ(35件)の順でした。(表1)
参加者には記念品として東京港野鳥公園の缶バッジとツバメのリングメモをさしあげたほか、20種以上観察された方の中から抽選で5名に特別賞(うち3名にサントリーホールディングス株式会社提供のステンレスカードケース、2名にカールツァイス株式会社提供のバックパック)をさしあげました。
今年のグローバル・ビッグ・デーで、世界中のeBirder(eBirdの利用者)の数は100万人を超え、日本の利用者も7,400人を超えました。次のビッグ・デー(世界一斉野鳥カウント)は、2024年10月12日(土)のオクトーバー・ビッグ・デーです。どうぞお楽しみに!
※世界で観察された鳥はこちら
※グローバル・ビッグ・デーの報告記事(英文)はこちら