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キャンペーン「愛鳥週間!夏鳥をeBirdに投稿しよう」結果報告

5月10~16日の愛鳥週間にキャンペーン「愛鳥週間!夏鳥をeBirdに投稿しよう」を実施しました。期間中、好きな時にバードウォッチングをして、その結果をeBirdに投稿いただくもので、全国から昨年を上回る497名の参加があり、2345件のチェックリストが投稿されました。

都道府県ごとのチェックリストの投稿数は、1位は昨年と変わらず東京都(495件)、2位沖縄県(200件)、3位北海道(195件)、次いで鹿児島県、神奈川県の順になりました(表1)。全国で確認された種は合計298種(※)で、昨年の280種を上回りました。都道府県別では北海道が160種で最も多く、続いて東京都が127種、愛知県98種の順となりました(表2)。

記録の多かった種ベスト10は、上位から順にヒヨドリ、ハシブトガラス、スズメ、シジュウカラ、ツバメと昨年と大きな違いはありませんでしたが、今回の観察対象種の夏鳥・キビタキが311件、オオヨシキリは211件報告されました。また、期間中、グローバル・ビッグ・デーにあわせて、東京港野鳥公園ビッグ・デーを開催したこともあり、キアシシギ(236件)、チュウシャクシギ(180件)のような渡りの途中で干潟に立ち寄るシギ・チドリ類も多く報告されました。

※種数はeBirdで使用されている分類による

表1.都道府県別チェックリスト投稿数ベスト10
都道府県 チェックリスト数
1 東京都 495
2 沖縄県 200
3 北海道 195
4 鹿児島県 185
5 神奈川県 150
6 長野県 144
7 愛知県 92
7 京都府 92
9 千葉県 76
10 埼玉県 68
表2.都道府県別観察種数ベスト10
都道府県 種数
1 北海道 160
2 東京都 127
3 愛知県 98
4 長野県 91
5 神奈川県 90
6 栃木県 88
7 千葉県 87
8 山梨県 78
9 沖縄県 77
9 兵庫県 77
表3.記録が多かった種ベスト10
都道府県 チェックリスト数
1 ヒヨドリ 1007
2 ハシブトガラス 1001
3 スズメ 894
4 シジュウカラ 832
5 ツバメ 773
6 キジバト 719
7 ムクドリ 666
8 ハシボソガラス 631
9 ウグイス 609
10 メジロ 580

入賞者について

期間中に投稿された方のうち、観察対象種の夏鳥3種(ツバメ、キビタキ、オオヨシキリ)を全て見た方10人に「サントリー特別賞(賞品:サントリーホールディングス株式会社提供の育林材の時計ツバメ)」、7日間毎日チェックリストを投稿した方10人に「日本野鳥の会賞(賞品:日本野鳥の会オリジナルグッズ・アウトドアハット)」をさしあげました。どちらも該当者多数のため、抽選の結果、各10名を当選とさせていただきました。お名前の匿名表示を希望されている方もいらっしゃるため、入賞者の発表は行わず、賞品の発送を持ってかえさせていただきました。

サントリー特別賞の育林材の時計。ミズナラ材に、薮内正幸氏のツバメのイラストが入っている。

eBird の世界の利用者は100万人を超え、国内の利用者も7400人を超えました。引き続き、日々のバードウォッチングで観察された鳥をeBirdにお寄せください。

次回キャンペーンは11月のバードウォッチングウィーク(2024年11月1~7日)を予定しております。