Japan

キャンペーン「バードウォッチングウィーク!身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」結果報告

11月1~7日のバードウォッチングウィークにキャンペーン「バードウォッチングウィーク!身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」を実施しました。期間中、好きな時にバードウォッチングをして、その結果をeBirdに投稿いただくもので、全国から昨年を上回る368名の参加があり、1,511件のチェックリストが投稿されました。

都道府県ごとのチェックリストの投稿数は、東京都が341件で最も多く、次いで北海道、神奈川県、千葉県、京都府の順になりました(表1)。全国で確認された種は合計282種(※)で、昨年の264種を上回りました。都道府県別の観察種数では北海道が131種で最も多く、続いて東京都が105種、石川県91種、宮城県と神奈川県90種の順となりました(表2)。

記録の多かった種ベスト10は、上位から順にヒヨドリ、ハシブトガラス、スズメ、ハクセキレイ、カルガモと身近な野鳥が中心でしたが(表3)、100件以上投稿された種を見ると、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、ホシハジロ、ハシビロガモなどこの季節に渡って来るカモ類や、ジョウビタキ、ツグミなども報告されました。

※種数はeBirdで使用されている分類による

表1.都道府県別チェックリスト投稿数ベスト10
都道府県 チェックリスト数
1 東京都 341
2 北海道 151
3 神奈川県 120
4 千葉県 95
5 京都府 75
6 愛知県 65
7 宮城県 50
8 埼玉県 48
9 兵庫県 44
10 奈良県 41
表2.都道府県別観察種数ベスト10
都道府県 種数
1 北海道 131
2 東京都 105
3 石川県 91
4 宮城県 90
4 神奈川県 90
6 千葉県 89
7 沖縄県 86
8 滋賀県 85
9 埼玉県 83
10 奈良県 74
表3.記録が多かった種ベスト10
都道府県 チェックリスト数
1 ヒヨドリ 870
2 ハシブトガラス 673
3 スズメ 595
4 ハクセキレイ 589
5 カルガモ 551
6 アオサギ 518
7 シジュウカラ 498
8 ハシボソガラス 495
9 カワウ 473
10 ダイサギ 422

入賞者について

画像:サントリー特別賞のタンブラー。薮内正幸氏のクマタカのデザイン
協力:薮内正幸美術館

期間中に投稿された方のうち、観察対象種の身近な水鳥3種(ヒドリガモ、マガモ、オオバン)全てを見た方10人に「サントリー特別賞(賞品:サントリーホールディングス株式会社提供のステンレス製タンブラー・クマタカ)」を、7日間毎日チェックリストを投稿した方10人に「日本野鳥の会賞(賞品:日本野鳥の会オリジナルグッズ・卓上カレンダーと今治タオルハンカチ・カワセミ)」をさしあげました。どちらも該当者多数のため、抽選の結果、各10名を当選とさせていただきました。お名前の匿名表示を希望されている方もいらっしゃるため、入賞者の発表は行わず、賞品の発送をもってかえさせていただきました。

eBird Japanの利用者は6,000人を超え、投稿されたチェックリストの数も15万件を超えました。引き続き、日々のバードウォッチングで観察された鳥の情報をeBirdにお寄せください。

次回キャンペーンは5月のバードウィーク(2024年5月10~16日)を予定しております。