2021年12月~2022年1月 eBird Japanへの投稿状況

By eBird Japan March 30, 2022
Brown-eared Bulbul Hypsipetes amaurotis

鳥類の越冬期分布調査のデータの一つとして利用するため、2021年12月から2022年1月の期間に、日本国内でeBirdに記録されたデータを集計しました。このデータから見えてきた利用状況について報告いたします。

昨年の同時期に比べ4倍の投稿者

2021年12月1日から2022年1月31日までの2カ月間に、合計702人がeBird Japanにチェックリストを投稿しました。1年前の同期間でチェックリストの投稿者は177人でしたので、eBird Japan(日本語版ポータルサイト)ができたことで、約4倍の方に利用していただいたことになります。一方で、eBird Japanの利用者は現在約3,700人なので、実際にチェックリストを投稿された方はまだ一部の方だとわかります。

首都圏で投稿多数、観察種数もそれに準じる結果に

チェックリストが投稿された場所(都道府県)別に見ると、東京都が最も多く115人、次いで千葉県と神奈川が64人で2位、ついで北海道となりました。冬休みに北海道に鳥を見に行った方もおられたのかと思います。最も多くの種類を観察された方はこの2か月で158種を記録していました。

順位 都道府県 観察者数
1 東京都 115
2 千葉県 64
2 神奈川県 64
4 北海道 34
5 愛知県 31
6 兵庫県 29
7 栃木県 28
7 埼玉県 28
7 大阪府 28
10 茨城県 24
10 長野県 24
10 京都府 24

期間中に報告された種数は、合計277種でした。また種別の観察箇所数で見るとヒヨドリが最も多く、次いでハクセキレイ、スズメの順でした。カルガモが4位、オオバンが5位と続き、典型的な冬鳥ではツグミが15位、ジョウビタキが17位となりました。

順位 和名 観察箇所数
1 ヒヨドリ 2892
2 ハクセキレイ 1868
3 スズメ 1716
4 カルガモ 1695
5 オオバン 1594
6 シジュウカラ 1557
7 ハシブトガラス 1510
8 メジロ 1483
9 ハシボソガラス 1344
10 カワラバト 1293

また、確認された種数が多かった都道府県は、1位が東京都と千葉県、神奈川県で127種でした。これは観察者数の順と同じであることから、多くの人が観ることで、多くの種が報告されていると考えられます。

識別は可能な範囲でOK

種の識別にあまり自信がなく、チェックリストの投稿をためらっている方もいらっしゃるかもしれませんが、見た鳥すべてを識別できなくても大丈夫です。

eBirdでは投稿時に「あなたが識別できた鳥の完全なチェックリストを投稿していますか?」と聞かれますが、見た・声を聞いた鳥を「可能な限り」識別していれば、「はい」にチェックしてください。種名がわからなかったものは「〇〇科」等と報告することもできます。今回確認したデータでも「カラス科」や「カモ科の鳥」といった大まかなデータでもeBirdのデータとして受け入れられています。

みなさんもわかる範囲でチェックリストを投稿してみてください。また、野鳥の識別には、「Merlin野鳥識別」という、AIが識別をサポートする無料アプリもありますので、あわせてご利用ください。

チェックリストの投稿方法