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クロウミツバメ Hydrobates matsudairae

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濃い褐色の、細長い海鳥で、ウミツバメとしては大きく嘴が長く、長い角ばった翼をしている。日本の南の島々で繁殖し、熱帯の太平洋やインド洋で冬を過ごす。迫力のあるゆっくりとした飛び方で、小型のウミツバメが速く飛ぶ姿とは対照的。大型のアナドリにやや似るが、本種の尾はくさび形ではなく2つに分かれている。初列風切羽の羽軸が白く、遠目から見ても、トウゾクカモメと同じように見える。ヒメクロウミツバメは似ているが、より小さく、より優雅に飛ぶ。オーストンウミツバメも似ているが、羽軸が白くなく、通常は翼に淡色帯が出る。

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