サルハマシギ Calidris ferruginea

中型のシギで、長く、やや下に湾曲する嘴を持つ。ハマシギに似るが、やや大きく、嘴と脚が長い。飛行時には白い腰が目立つ。夏羽は顔から下腹までにかけて濃い赤褐色がかる（コオバシギにやや似る）。冬羽は体の上面が灰褐色で、腹と眉斑は白い。幼鳥は上面は灰色がかかり、雨覆いと肩羽には明確なサブターミナルバンドがあり、胸は黄褐色を帯びる。ロシアのツンドラ地帯で繫殖し、アフリカ、オーストラリアや東南アジアで越冬する。湿地や干潟を好み、ハマシギなどの群れと一緒になる。