識別
美しく、ツグミに似ており、姿を隠していることが多い。体の上面はくすんだ灰色だが、正面から見ると、喉の上にブルーとオレンジの見事な模様が見られる(地域によって、模様には違いがある)。メスはオスよりも色が薄く、ブルーの部分が完全に無いこともあるが、それでも非常にはっきりした模様をしている。最もくすんだ色のメスの若鳥も、はっきりした白い眉斑と喉、首回りの濃い色の斑、尾の基部に赤褐色の部分がある。さえずりは様々で、甲高い声や口笛のような音、ふるえるような声の間に、他の鳥をまねる声も含まれる。一般的には低木やヤブのあるところで見られ、ヨシ原や草の生い茂った野原、雑木林などでもよく見られる。たいてい隠れているが、さえずるオスは藪の上の目立つところにとまっている。繁殖地はヨーロッパとアジア、アラスカにわたり、アフリカ北部から東南アジアで越冬する。日本では数少ない冬鳥。