
グループでバードウォッチングをしたり、バードウォッチングのツアーやイベントに参加した時の投稿方法をご紹介します。
グループでバードウォッチングをした時は、代表者1名がチェックリストを作り、他の参加者と共有しましょう。
チェックリストの共有には、以下の2つの方法があります。
1.他の参加者と直接シェアする
ユーザー名やメールアドレスで、一緒にバードウォッチングをした仲間とチェックリストを共有することができます。
2.「グループアカウント*」を通じて、チェックリストを共有する
特定のグループや団体の場合、「〇〇野鳥の会」等のグループの名前でアカウントを作成し、結果を共有することができます。
*グループアカウントの詳細は、この記事の「グループアカウントとは」をご覧ください。
はじめに:グループでの観察記録の投稿する場合のポイント
- グループ全体で1つのチェックリストを作りましょう
代表者1名が、チェックリストを作成・投稿してください。個別にリストを作る必要はありません。リストを共有した後(後述)で、各人で自分だけのリストを編集することができます。
- モバイルアプリでの共有が便利
eBird モバイルアプリを使うと、投稿する時にチェックリストの共有ができます。また、GPSで位置情報を正確に把握できるので、モバイルアプリの使用をおすすめします。
- リーダーや他の参加者と役割を分担
バードウォッチングツアーなど、複数の日にわたってバードウォッチングをする場合、リーダーや、他の参加者など、グループのメンバーがeBirdを使っていれば、場所や日にちごとに、チェックリスト作成作業を分担するとよいでしょう。 - 皆で確認し、正確な記録を
作成したチェックリストは、グループ全員で確認するとよいでしょう。見た鳥の種名や、何羽見たかを確認しましょう。
<注意点>
- 場所ごとにチェックリストをつくる(1つのチェックリストに複数の場所の情報を入れない)
- 複数の日にまたがるチェックリストを投稿しない
グループアカウントとは
複数のメンバーがバードウォッチングを行なった記録を、ひとつのアカウントに集約したいときは「グループアカウント」を使いましょう。メンバーと共有できるメールアドレスを利用し、「〇〇野鳥の会」等のグループの名前でアカウントを作成できます。
グループアカウントを利用すれば、複数の場所で実施した観察会の結果も、同じアカウントに集約できます。複数人で実施するモニタリング調査などの結果の集約にも便利です。
グループアカウント作成の手順
- 通常のアカウント作成と同じ手順で、名前(グループ名)、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力してください。 ユーザー名、メールアドレスは、グループアカウントの利用者間で共有できるものを設定してください。
- 設定の「データ・プライバシー」で「トップ100に自分のデータを表示しない」にチェックを入れてください。「トップ100」には、観察した種数やチェックリストの数などの上位100名が表示されますが、これは個人の記録が対象となります。
<グループアカウント利用時の注意>
チェックリストは、個人のアカウントで作成・投稿し、グループアカウントと共有してください。グループアカウントでは、チェックリストの共有のみ行うようにし、グループアカウントでチェックリストを作成しないでください。
チェックリストを共有する手順
モバイルアプリでチェックリストを共有する時:投稿前に共有しましょう!
eBird モバイルでは、投稿前のチェックリストの「観察者の数」を1人以上にすると、「チェックリストの共有」というオプションが表示されます。これをタップして、共有する先のユーザー名を入れましょう。他の参加者と直接共有する場合は、共有したい相手のユーザー名かメールアドレスを入力してください。グループアカウントと共有する場合は、グループアカウントのユーザー名またはメールアドレスを入力してください。その後、「チェックリストを共有」の隣の「完了」をタップし、チェックリストを投稿すると、自動的に共有されます。
注意:モバイルアプリの場合、チェックリストの投稿後には、「観察者の数」を増やしても「チェックリストを共有…」のオプションが表示されなくなります。投稿してしまった後で、そのチェックリストを共有したい時は、まずアプリでチェックリストを開き、画面下部の「eBird.org」をタップして、ウェブサイトから共有する手順で行ってください。
ウェブサイトでチェックリストを共有する時:投稿後に共有しましょう!
- マイeBirdの「自分のデータを管理する」から「チェックリスト」を選択し、共有したいチェックリストを選択します。その後、チェックリストのページで名前の右にある「共有」アイコンをクリックするか、青い「チェックリストツール」ボタンをクリックして、「仲間と共有する」を選択しましょう。
- 「こちらへ」の欄には、チェックリストを共有する先のユーザー名かメールアドレスを入力しましょう。他の参加者と直接共有する場合は、その人のユーザー名/メールアドレスを知っている必要があります。グループアカウントで共有する場合は、グループアカウントのユーザー名またはメールアドレスを入れましょう。
- ユーザー名が追加できたら、「チェックリストの共有」をクリックしましょう。共有したチェックリストを承認するかどうかを確認するメールが共有先に送信されます。
共有されたチェックリストの編集方法
- チェックリストの編集
通常の操作と同様にチェックリストを編集します。チェックリストのページで、種をリストから削除するには「削除」、種の詳細を編集するには「種のリストの編集」をクリックします。 - 仲間と共有するチェックリストの修正
仲間と共有するチェックリストを修正する場合、チェックリストの作成者は、誰かがそのリストの共有を承認する前に修正を行ってください。チェックリストの共有が承認された後で行った修正は、自分のリストには反映されますが、共有されたチェックリストには反映されません。 - 自分のリストだけを修正したい時
他の人が見ていない種を自分だけが見た場合など、グループで共有されたリストを自分の分だけ修正したい時は、共有されたチェックリストを編集する前に、少なくとも誰か1人が共有チェックリストを承認していることを確認してください。チェックリストが承認される前に行った変更は、全体のリストに反映されてしまいます。
注意:日付、場所、努力量(継続時間、距離、人数等)の情報は、チェックリストの作成者のみ変更できます。これらの修正があった場合、作成者はそのリストを修正して、改めて、他のメンバーと共有してください。