
10月8日(土)、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」が開催されました。世界185カ国から、34,670人が参加し、投稿されたチェックリストの数は80,000件以上、観察された種数は7,453種となりました。また、45,356点もの写真と、1,563点の音声が記録されました。最も多くの種が記録されたのは、コロンビアの1,233種、次いでペルー1,133種、エクアドル1,108種の順でした。日本国内では、165種が記録されました。また日本は、2021年からのeBird利用者数の増加率が世界1位、チェックリスト投稿数の増加率が世界2位でした。
オクトーバー・ビッグ・デーを機に、初めてeBirdに参加した方は、世界で2,800人でした。世界各地で、子どもたちや若者の参加がありました。コロンビアのプロアベス財団は、地域の子どもたちの野鳥観察のサポートに加え、鳥をテーマにした野外イベントを行い、アートやクラフト、ゲーム等を通じて、次世代に鳥類の保護の大切さを伝えました。
また、オクトーバー・ビッグ・デーは、世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)と重なっており、多くの渡り鳥が休息や採餌に訪れる干潟や湿地、湖などでバードウォッチングが行なわれ、鳥たちの重要な生息地を認識する機会にもなりました。
次のビッグ・デー(世界一斉野鳥カウント)は、2023年5月13日(土)のグローバル・ビッグ・デーです。
世界で観察された鳥はこちら
https://ebird.org/octoberbigday
日本国内で観察された鳥はこちら
https://ebird.org/region/JP?yr=BIGDAY_2022b
eBird Japan はこちら
※オクトーバー・ビッグ・デーの報告記事(英文)はこちら
https://ebird.org/news/october-big-day-2022-results